新型コロナとサウジ原油ショックで下げ相場が続いています。
いまのパニック相場は落ちるナイフというより落ちる天井のため、買うとしても通信、電力、ガス、医薬といったディフェンシブ銘柄以外はあまり買わないほうが良いと思うのですが、住友倉庫(9303)の配当が4%を超えてる程度に売り込まれていた少し仕込んでみました。
住友倉庫とは?
倉庫業大手。大株主は住友不動産(9%)
倉庫以外にも国内、国際、湾岸、海上の物流を手掛ける総合物流を展開。不動産収入が下支え。土地資産は超いっぱい。業績はここ数年安定しており自社株買いも連発し、2019年には創業120周年記念で記念増配バラマキ。
さー今年も上向きでいこうかー!
ってところに、このコロナ騒ぎ。
先は不安なものの、子会社の遠州トラックはAmazonのデリバリープロバイダ契約を交わしてる間はそうそう国内物流配送の勢いは落ちないんじゃないかなあって勝手に思っております。
え?だったら遠州トラックの株を増やしたほうがいいじゃないかって?
あそこは毎日上下に飛んで胃が痛いのです。
住友倉庫株の指標
2020/3/11
市場 | 東証一部 |
---|---|
決算 | 3月末日 |
株価 | 1,150 |
単元数 | 100株 |
一株配当 | 46.00 |
配当利回り | 4.00% |
PER | 11.11 |
PBR | 0.54 |
指標は相変わらず割安です。倉庫業が保有する湾岸部の大型倉庫はあまり先がないと思われてるためか万年不人気。リーマンショック時代になにこれ安いで掴んで痛い目を見たけど、さて今回はどうなるやら。
一応、現在の住友倉庫は利益水準に関わらず年間配当30円を維持することを目標として掲げています。また配当性向35%を目安に掲げていること、不動産賃借の収益は安定してることから減配があったとしても多少だろうと踏んでいる。まあ根拠なんて何もないのだけどさ。
新型コロナ騒ぎは5~6月には落ち着くとしても、しばらくはマスクだトイレットペーパーだ納豆だ?と物流業界が酷使されてるので連結される遠州トラックの業績に期待しましょうか。
住友倉庫の株主優待
( ゚д゚) なーい!ないよー!
倉庫業に関連する優待の品というのも思い浮かばない。クオカード配布にしても余計な費用。配当をちゃんとくれれば文句無しです。
なお、倉庫業で優待狙いだと安田倉庫があります。こちらも毎年狙ってはいますが、横浜土地のカジノIR絡みからなのか昨年から妙な上げ方をしていたので権利日ギリギリまでは伸ばしたいところ。
住友倉庫の評価・感想
倉庫業界への感想って特にないんですよね。港になんかでっけぇ倉庫持ってるけど普段何をストックしてんだろうとしか。地味。一時期湾岸部の土地誘致からカジノ関連でたまーに株価が上がってましたけど、しばらくは話題も立ち消えそうです。しょうがないね。
でも隠れ資産も含めて膨大な土地を持ってるので業績は安定しているからいいのか。
遠州トラックが子会社化されてからの倉庫セグメントの業績が伸び続けているのは喜ばしい限りだけど、国内物流と倉庫のシナジー効果が実際にあったのか未だに分からない。アマゾンの配送物品を抱える倉庫はアマゾン自前よね?別に住友倉庫が提供する倉庫で預かってるわけじゃないよね?というか小型倉庫をそんなに持ってましたっけ?
という程度に調べてもないという。住友の威光にお任せ。それでもいいじゃない。